定年退職してから、読む本はほとんど借りて読むことにしています。買っても1度しか読まないのは無駄だし、結局最後は処分することになりますから、仕方のないことです。
在職中は、研究費で本が買えたので、研究に関連するものがほとんど(というか、研究に関係がないものは研究費では買えない)でしたが、退職後は技術書はあまり読まなくなり、図書館で借りる本は、森博嗣から始まり、村上春樹、鈴木俊貴、山極寿一など、小説や特殊な分野の専門家による本など、コスパを考えずに読めるところがありがたいです。
今は、夏目漱石、谷崎潤一郎、川端康成など、有名な古典的小説に移行中です。本をよく読んだ中学、高校の頃は、多分これらの作家の本はあまり理解できなかった。そして、仕事を現役でやっているころは、小説には目がいかなかった。あるいは、新しい本のほうに興味があった。今になって、ようやく順番が来た感じです。
古い調度品、古い習慣、これらは、私は知っているものがたくさんあります。この点は、私たちの世代が最後ではないかと思います。いまの50, 40代以下の人たちに読ませても、おそらく意味が分からないものがたくさんあるのではと思います。むしろ、スマホやコンビニ、ゲームなどが頻出する現代の小説は私には見た目は理解するが、なぜそんなものが面白いのかという点で、心に刺さりません。
文化の違いは、共通認識を持つことも困難にする・・・国同士の間でも、これが災いしているように思えてなりません。
互いにわかることがあるのに、そこは敢えて目をつぶって、わからないことを強調するのが現在の国際関係のように思います。自分の主張は70%に抑えて他の主張を受け入れるということがもっと必要です。
